じゅんさい池じゅんさいいけ

潟の概要
東池(0.3 ヘクタール)、西池(0.5 ヘクタール)から成る砂丘上の池。池の周囲は赤松など多くの木々があり、遊歩道が整備された「じゅんさい池公園」として親しまれています。住宅地に囲まれたじゅんさい池公園は、市街地に残された貴重な自然環境であり、多くの動植物が生息・生育しています。
かつてのじゅんさい池
「じゅんさい池」という名前の由来のとおり、1975(昭和50)年頃まで、年間10 石(1,800 リットル)あまりのジュンサイが採取されていました。その後、湧水が減少し池が枯渇した際、ジュンサイは絶滅しましたが、1980(昭和55)年から工業用水がじゅんさい池に給水され、1984(昭和59)年に、新潟県内の笹神村からジュンサイが移入されました。現在は少量だがその存在を確認することができます。
景観的特性
住宅地に囲まれたじゅんさい池公園では、公園内はアカマツなどの林がつくりだす安らぎの空間があります。池のまわりを一周できる遊歩道を歩くと、池とまわりの住宅地との高低差を感じ、砂丘体のくぼ地にできた水面だということが実感できます。
春には、かがり火によりライトアップされたしだれ桜、夏には、人工飼育したホタルを鑑賞する人々で賑わいます。
じゅんさい池の動植物
じゅんさい池公園では、多くの動植物が確認できます。市街地・平地・山地・水辺と、さまざまな環境に住む鳥が生息し、水生植物ではジュンサイやタヌキモ、ガマやヨシなどが生育しています。
近年ではブラックバス(オオクチバス)やブルーギル、ミシシッピアカミミガメといった外来生物も確認されるようになっているほか、遺棄された黒ゴイや錦鯉も増加しています。
基本データ
面積:約0.8ha
水面標高:T.P.-0.3m
水源:工業用水
潟(湖沼)のタイプ:砂丘湖(ひとつの砂丘体の上のくぼ
地にできた水面)
所在地
新潟市東区松園(じゅんさい池公園)
交通アクセス
【車】
●新潟バイパス(国道7号)竹尾インターチェンジから約15分
【バス】
●新潟交通バス停「有楽1丁目」下車徒歩約4分
駐車場
30台