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新潟市 潟のデジタル博物館

十二潟

蛇行した阿賀野川の一部が残った三日月湖

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潟の概要

 阿賀野川が東へ大きく蛇行していた部分が残されてできた三日月湖で、地元では「古阿賀(ふるあが)」とも呼ばれているとおり、かつては阿賀野川の本流でした。
 十二潟は、横断する農道によって上流から上池(かみいけ)、中池(なかいけ)、下池(しもいけ)に分かれています。いまも農業用水源として利用されています。
 2014平成26(平成26)年には、新潟市の市民文化遺産の一つとして認定されました。

かつての十二潟

 かつて潟の幅は48間(約87メートル)もあったといわれ、対岸の耕地への往来は、対岸まで張った綱をたぐりながら渡る「たぐり舟」をつかっていました。しかし、突風が吹き荒れると舟が転覆し犠牲者が絶えなかったので、昭和13(1938)年に近隣の人々が協力しあって橋をかけました。中池と下池の間で、今は農道となっています。

十二潟の植物

 希少種であるアサザガガブタのほか、コウホネヒシなどの浮葉植物を見ることができます。県内4カ所しかないアサザの自生地のうち、最大の群落をつくり、夏には黄色の花が潟を覆い尽くす。

十二潟に関する諸活動

 岡方地区コミュニティ委員会が、保全活動や観察会の開催、外来植物チクゴスズメノヒエの駆除などに取り組んでいます。近年では周辺の小学校と連携し、潟の水質調査、植物分布調査を一緒に行うなど、潟に親しみを持ってもらうための取り組みも行っています。

基本データ

十二潟面積:約5.4ha
水面標高:T.P.+1.6m
水源:湧水・農業排水
潟(湖沼)のタイプ:三日月湖(阿賀野川の蛇行部が短絡して残った河跡湖)

所在地

新潟市北区平林、十二、灰塚

交通アクセス

●新新バイパス(国道7号線)濁川インターを降りて車で約30分
●JR「早通駅」下車、車で約20分