史跡・史料・史実
佐潟湖畔芭蕉句碑さがたこはんばしょうくひ
芭蕉が『奥の細道』で、金沢あたりで詠んだと言われている句である。市振の関の句「一つ家に・・・・・」から四つ目に出てくる。
湖上のを渡る潮風にさらされて風化が進んでいるが、文字ははっきり読める。建碑の詳しいことは不明であるが、明治初年のものという。
当時、このあたりは俳句熱の盛んなところで、中央、地方の文人、儒者たちが北国街道を通って、沿道の村々に文化発展の種をまき、芽を育てていったからで、今も多くのの句碑、歌碑が残っているといわれる。